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好き嫌いを自覚し、セルフコントロール②

変化の多い時代を生きるあなたの未来創造アドバイザー
悩みを解き放ち開き放つ、業務改善&人材育成の産業カウンセラー
Chi-ho's studio 鎌田千穂です。

今の天神は、初夏を知らせる花が花壇に植えこまれています。
綺麗だねと気づく事も、心の栄養補給ができるのですから、忙しいとき程こそ、少しだけ足を止めて欲しいなと思います。

さて、前回に続き好き嫌いとセルフコントロールのお話。
好き嫌いの根源にあるものって何かを考えられたことってありますか?

人材育成をしていると、
毎回、毎回、セルフコントロールには、受容と拒絶が関係しており、
受容と拒絶をわかりやすく伝えると、好き嫌いという感情や感覚で表現されます。
そして、その好き嫌いの根源は何かを、常々考える機会に遭遇するんです。

そんな答えの出ない機会に遭遇するので、

何だろうなぁと自分に置き換え考えてみる。
人に置き換え、直に聞いたり、行動観察して考えてみる。

それでも、欲求が満足しないので、
日本や海外で人気のドラマやテレビ、映画を見たり、本を読んだり、
動物の本能や海外のビジネス情報を仕入れてみたりと色々とやってみて
多くの観点から情報を仕入れることがやめられません。

そこで、なんとなくたどり着いたことがあります。
それは、幼少期からの五感を使った環境と、環境と関連付けされた情報や経験に基づく、許容範囲なのかなぁと。

たとえば、美味しい、不味いの感覚って、
どこから感じはじめるか自覚されていますか?

口の中に入れてから?
歯で噛んでから?

・・・それは、全く違います。


人は、手に取るか否かの段階で、
既に、美味しいか不味いか、口の中での感じ始めます。

また、食べられるか、否かの判断はその環境が育てます。

これを読んでいる方は、スズメバチやイナゴなどの昆虫を食べる文化が日本にある事は知っていても、ゴキブリや蜘蛛を食べますか?

うぇぇぇぇ、何言ってるんだ、気持ち悪い!
そんなの食べないよと思われる方は、食する文化や食した環境や経験がないだけ。
皆さんには、昆虫を食用としている国や文化を知らないだけで、その国の方々を否定する権利は全くありません。

何故なら、自分たちも生きるために、牛や馬、羊や鳥を食べているのに、原形が分からなければ、おいしいと言って食べ、もともとの原形が分かり、目の前で命が途絶える瞬間を知り、食材に加工される工程を理解するると、急に食べられなくなる方が、私も含めていらっしゃるのではないでしょうか?

好き嫌いは、知ってるか、知らないか、
環境により、自然の中で慣れ親しむか否かの違いがここにもあらわれています。

美味しい、不味いの感覚は、
指で持った瞬間から始まり、
口に入れて、感触を受入れ、鼻で味わい、音を食べ、
目で好き嫌いを見極め、
文化や歴史や希少性の情報を通じて、その価値を決め、
そして、美味しさを確定する。


ほんの一瞬の出来事ですが、
このステップが美味しい不味いの判断に由来していると感じています。

ですから、好き嫌いの根源を自覚し、
セルフコントロールができるためには、

相手の育った環境やおかれた状況を知り、
自分との違いを受入れ、相互理解を深めること。

だからこそ、無意識、無自覚で、気がついたら
セルフコントロールができていたと気がつくものなのかもしれません。





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