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採用面接にて感じる事

新卒採用面接の手伝いにいったお話

面接会場のドアをたたくノックの音がとても気になった。
2回、3回、4回の子とそれぞれいるのだが、
一番多かったのは、3回と4回ノック

最近、誰がそう教えたのか知らないけれど、
2回はトイレに誰かいるか聞くときのノック、
3回は親しみがある人への礼儀を兼ねる、
初めての人や経営幹部などの上長クラスの部屋をノックするときは4回などと教えているらしい。
ノックの回数が多いのは、面接後の書類を記入し、良し悪しを評価している面接官側からすると、はっきり言って良い反応はではない。

面接官だって人間。
経験値が高くなればなるほど、親や兄姉のような心が芽生える。
また、過去の自分を思い出す瞬間でもある。
採用する企業イメージとかけ離れていたり、不・採用の理由が明らかだとそんなに苦悩することも少ないが、どんぐりの背比べのように、みんな同じレベルだと、面接で質問しながら、心の中では応援していたり、不採用結果をだす事に負担。
面接を受ける人は、数十分の緊張かもしれないが、面接官はその日一日の受け持ち数と採用責任があるので、緊張の連続で心休まる時がない。
帰社後は、仕事もたまってるしねぇ~

反面、就職サポートをやっている企業やスタッフは、面接時における一般的な基本を学校のように教え、自分の成功体験を語る。
就職サポートを請け負った企業だと、そこに独自性が追加。
企業の独自ルールが世間一般で通用していると、学生に指導しているようなところだってちらほらある。
その成功体験は、本当にそこが成功した理由だろうか?
就職サポートを請け負った企業は、本当にそれが世間一般で通用しているのだろうか?

ドアのノックから、自己紹介までマスターし、シナリオを丸暗記し、機械のように話し、予想外の質問がくると、真っ白になり何も答えられない学生がどんどん増えてきている状態で、就職サポートをしている人間は、何が伝わったのかということの確認をする機会があるのだろうか?

企業と就職サポートとの認識がかけ離れ始めている状態での就職サポートには危険を感じながら自分に置き換え、自己研鑽の機会を得られたことに感謝する。
そう感じながら、ドアのノックで、採用不採用を決めるような企業だったら、行かないほうがましだし、面接を受ける側でも、自分を取り繕って採用されたって居心地がいいわけがないと思うのは私だけだろうか?

就活中の人は、崖っぷちかもしれないけど、採用されるために、体裁を取り繕う事に全力投球するのではなく、採用された後の自己成長を明確にすることに全力投球して欲しいなぁと心から感じる。

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