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人員整理の前に、機会損失がみえてますか?

本当の経費削減って思ったより簡単。
だけど、そこには、今まで継続していた中身を中断したり、変えたりするような決断をする勇気が必要不可欠。
今までとは一味違うという事は、引き返せない背水の陣かもしれない。
そういった時は、福岡タワーから飛び降りるくらいの思い切りが必要。

だけれど、決して経費削減=人員整理というものではない。

不景気になって、リストラという名のもとに、
「経費削減=人員整理=退職勧告」という勘違いが多く、
上層部は、自分のポジションや給料は温存しながら、不景気を言い訳に人員整理を行うことが後をたたない。

でも、間違ってはいけないのは、リストラの本来の意味は「再構築」
最初に書いていた、機会損失を見落としたまま、従業員の整理を行うことは、企業として多くの機会損失になる。

では、その機会損失ってなにか?

簡単に言えば、「稼ぎ損ない」や「儲け損がない」ということ。
それは、Bestと思う判断や意思決定が遅れてしまったり、行動をおこさないために、得られるはずだった利益を得る機会を逃がしてしまうことで生まれる損失と私は考えている。

例えば、小さなことで言うと、お店で商品を販売する時の欠品
決して在庫を抱えた方がいいというわけではないけれど、少ない在庫で、お客様に満足してもらうには、日々売れ筋商品をチェックし、いつのタイミングで減っているのかなどチェックをする。
夏の暑い日に、冷たい商品が売れるのは当然だけど、それ以外でも売れるときがあった場合、その、「稼ぎ損ない」ないを見つけられるかどうか。

デスクワークで言えば、紙を減らすだけで多くの経費が削減できる。
印刷するトナー、電気代、人件費、廃棄代、保管場所、持ち出した場合や置き忘れの情報漏えい危機など、紙が多ければ多いほど、更にコストはかかるほんの一例。
その経費が削減できたら、売り上げはそのままでも利益は上がる。

それが私が言いたい、本当の経費削減。

うちの会社の事を知らないのに、自分たちだって一生懸命考えてるし行動している、そんな風に簡単に言うなよねぇと思う人もいるかもしれない。

でも、もし行動を起こした結果が、思わしくないのであるなら、それは本当に正しい判断だったのだろうか?
正しい判断の途中なのだろうか?

不景気だからこそ、上層部は
現場従業員の愚痴や不満に耳を傾けているのか?
数字に追われて、従業員にとって雲の上の存在になっていないか?
煙たがられる存在になっていないかを振り返り、従業員の声に耳を傾け、ヒントを拾い上げ行動を起こすことが先決。

現場の機会損失=経費削減方法は、現場が一番知っている。
従業員の愚痴や不満は会社を良くするために存在する宝物

そこをヒアリングする事もなく、人員整理を決行した暁には、
従業員からは、「怠慢」、「手抜き」、「ワンマン経営」などと言われるのは仕方ないばかりか、残ってほしいと願う従業員ほど退職。
また、残った従業員は、首になりたくないから指示待ち従業員に育つという負のスパイラルに入ってしまう。

そうならないために、上層部は、今まで受けていなかった種類の教育を自ら受け実践していくことで、「自己投資<経費削減<利益」につながると考える

気合と根性が足らないから売り上げが上がらない
言われなくても分かるだろう
何故、こんな簡単なことが分からないのか
自分で動いて結果を出せ
子供じゃないんだから

そういった考えからも卒業が必要。
言われたことが理解できていれば、それはちゃんと出来ている。
上層部の考えを、部下や現場が理解していないから、思った結果が出てこないだけなのかもしれない。

一生懸命だと知恵が生まれる
中途半端だと愚痴を言う
やる気がないと言い訳ばかり~

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