業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
先日、地域のワークショップに参加しました。
テーマは「団地にある給水塔の今後の活用方法について」。
会場に行ってみると、想像よりも参加者は少なく、
なんだか静かに始まったワークショップ。
私は、給水塔をただ解体するのではなく、**“残して活かす”**という提案をしてみました。
このエリアは室見川の河口に近く、川のすぐそばに位置しています。
その特性から、高さのある給水塔を防災タワーとして活用することで、水位や氾濫の見守り拠点になるのではと。
外壁をロッククライミングで使えるようにすれば、遊びながら維持管理もできる。
その足元には、スケボーやボール遊びができるスペースを。
さらに芝生エリアには「一人一花運動」の花壇を整えて、住民が手入れを通じて自然と顔を合わせる。
そんな風に、防災と日常のつながりをつくる「参加型の空間」をイメージしました。
言い切ったあと、場の空気は……シーン。
UR都市機構の方は「面白いですね!」と前のめりに聞いてくださったのが救いだったけど、
他の参加者の方たちはぽかんとした様子。
「あれ?なんか空回ったかな」
正直、ちょっとアウェイ感に包まれました。
帰宅後、軽く振り返るつもりでSNSに投稿。
すると、コメントがぽつぽつと届いて——
伝わってないと思っていた言葉が、場を越えて誰かに届いていた。
そして、その人が自分の視点でアイデアを膨らませてくれていた。
その場では浮いてしまったように感じたけれど、
時間差で、場所を越えて、反応が返ってくることもあるんだなぁと。
もしかしたら、あの空気の中にも、
何か小さな種が落ちていたのかもしれない。
「伝わったかどうか」って、
瞬間的な空気だけでは測れないものなんだなと、ちょっとだけ思えた日。
次に何かを伝えるとき、
たとえばちょっと説明の順番を変えてみるとか、言い方を柔らかくしてみるとか。
そういう工夫も含めて、また挑戦していきたいと思っています。
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