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#「当たり前にできること」は、経験として見えにくい
#肩書きを外すと、何が残るのか
#「資格がない」と「何もない」は違う
#面接で「何ができますか?」と聞かれたら
#経験は「できること」の中に隠れている
#再就職は「新しい自分」を作ることではない
#もう一つだけ
再就職活動をしていると、
「自分には何の資格もない」
「特別な経験なんてない」
「前の会社でやっていたことしかできない」
そんなふうに思うことがあります。
求人票を見ても、
「この仕事は経験がない」
「自分にできる仕事がない」と感じる。
そして、気がつけば「自分には何もない」というところまで行ってしまう。
でも、本当にそうでしょうか。
もしかすると、
何もないのではなく、
自分が経験として数えていないだけなのかもしれません。
「経験がある」の意味を、少し広げてみる
例えば、長年営業をしてきた人がいるとします。
その人に「あなたにはどんな経験がありますか?」と聞いたら、
「営業しかしてきていません」と答えるかもしれません。
でも、営業という仕事をしてきた中には、
- 「お客様との関係を築いてきた」
- 「相手の話を聞いて、必要なものを考えてきた」
- 「クレームに対応してきた」
- 「売上を管理してきた」
- 「後輩を指導してきた」
- 「予定どおり進まない仕事を調整してきた」
そんな経験が積み重なっています。
本人にとっては、毎日の仕事だった。
だから、特別なことだと思っていない。
でも、
別の仕事から見れば、
それは十分に使える経験かもしれません。
「当たり前にできること」は、経験として見えにくい
長く仕事をしている人ほど、
この傾向があります。
毎日やってきたことだから、
特別だと思わない。
と思ってしまう。
でも、実際にはそうとは限りません。
- 電話を受ける。
- お客様の話を聞く。
- 相手の要望を整理する。
- ミスが起きたときに対応する。
- 予定を組む。
- 人に仕事を教える。
- 複数の仕事を同時に進める。
- 決められたことを、毎日きちんと続ける。
これらは、仕事をしてきた人にとっては
「普通のこと」かもしれません。
けれど、
その「普通」を何年も続けてきたこと自体が一つの経験。
自分にとって当たり前だからといって、
価値がないわけではありません。
肩書きを外すと、何が残るのか
再就職活動では、どうしても肩書きで自分を見てしまいます。
「営業」
「事務」
「製造」
「販売」
「管理職」
でも、次の仕事を探すときに考えてみたいのは、「何の仕事をしていたか」だけではありません。
「その仕事を通して、何ができるようになったのか」
ということです。
例えば事務職なら、
- 書類を作っていた。
- 電話に出ていた。
- データを入力していた。
それだけではありません。
- ミスが許されない仕事を正確に処理してきた。
- 複数の仕事を優先順位をつけながら進めてきた。
- 社内外の人とやり取りしてきた。
- 急な依頼にも対応してきた。
「事務」という肩書きを外してみると、
別の仕事につながる経験が見えてくることがあります。
「資格がない」と「何もない」は違う
再就職活動では、
資格を持っている人を見ると、
「自分には資格がないから」と思ってしまうことがあります。
もちろん、仕事によっては資格が必要です。
資格を取ることが有効な場合もあります。
でも、
資格がないことと、経験がないことは同じではありません。
- 長年、人と接する仕事をしてきた。
- 現場で問題が起きたときに対応してきた。
- 新人を教えてきた。
- 責任を持って仕事を任されてきた。
そうしたものは、
資格証明書のように紙に書いてあるわけではありません。
だからこそ、
自分で言葉にしないと見えにくい。
そして、
自分で見えていないものは、
面接でも伝えにくくなります。
面接で「何ができますか?」と聞かれたら
ここで大切になるのが、経験を言葉にすることです。
だけで終わらせるのではなく、
と伝える。
だけではなく、
と伝える。
だけではなく、
と伝える。
同じ経験でも、
言葉にすることで意味が変わります。
これは自分を大きく見せることではありません。
自分がやってきたことを、正しく伝えることです。
経験は「できること」の中に隠れている
ここで、一度自分のこれまでの仕事を振り返ってください。
「何の仕事をしてきたか」ではなく、
- 「何を任されてきたか」
- 「どんなことで困ったか」
- 「そのとき、どう対応したか」
- 「人から何を頼られていたか」
- 「自分がいなくなると困ると言われたことは何か」
こうやって振り返ると、
少し違ったものが見えてくるかもしれません。
例えば、
- 「人に教えるのが得意」
- 「初対面の人とも話せる」
- 「トラブルが起きても慌てない」
- 「細かい作業を正確に続けられる」
- 「周りを見ながら仕事を進められる」
こうしたことも、
仕事をしてきた中で身につけた力です。
ただ、
本人にとっては「普通にやってきたこと」でしかない。
だから経験として認識していないことの方が多い。
再就職は「新しい自分」を作ることではない
再就職というと、
「新しいことを覚えなければ」
「今までとは違う自分にならなければ」
と思ってしまうことがあります。
もちろん、
新しいものを身につけることは大切です。
でも、その前にやっておきたいこと。
今までの自分が、何を積み重ねてきたのかを知ることです。
- これまでの仕事で身につけたものを整理する。
- 自分では当たり前だと思っていたことを書き出す。
- 他人から褒められたことを思い出す。
- 長く続けてこられた理由を考えてみる。
そうすると、
「自分には何もない」と思っていたところに、
いくつもの経験が見えてきます。
もう一つだけ
再就職活動をしていると、
「自分には何もない」と思ってしまうことがあります。
でも、
長く仕事をしてきた人に、
本当に何もないということは、
そう多くないと思います。
ただ、
自分では見慣れすぎていて、
価値に気づいていない。
毎日やってきたから、
と思っている。
でも、
これまで働いてきた時間の中には、
自分が身につけたものがあります。
- 失敗したから分かることがあります。
- 人と関わってきたから身についたものがあります。
- 責任を任されたからできるようになったことがあります。
それを、次の仕事につなげていけばいい。
再就職で探すべきなのは、
「新しい自分」だけではありません。
まだ言葉になっていない経験を見つけること。
それも立派な再就職活動のひとつです。
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