職場の人間関係・メンタルケア・適材適所・離職対策
30年以上の多業種経験をもとに、個人と組織の「本来の力」を引き出します。

産業カウンセリングをしていると、
気づくことがあります。

就活って、冷静に見ると不思議。

能力でも、運でもなくて。
いちばんメンタルを削っているのはなにか。

「何も起きていない時間に、脳が勝手に意味を作りすぎること」


① 就活のしんどさは“能力不足”でも“運の悪さ”でもない

企業から返信が来ない
面接結果が来ない
エントリーの連絡が止まる

事実だけを見ると

「まだ返事が来ていない」

だけのこと。

でも人間の脳は、ここで終わってくれません。


② 人間は「空白」をそのまま放置できない生き物

時間が少し経つと、勝手に物語が始まります。

「落ちたのかもしれない」
「評価が悪かったのかもしれない」
「もう興味を持たれていないのかもしれない」

さらに進むと、

「この企業とは縁がなかった」
「自分には向いていない就活だった」

まだ何も確定していないのに、
“失敗の結論だけ先に完成する現象”が起きます。


③ 何も起きていないのに“失敗ストーリー”が完成する

これ、冷静に見るとかなり辛い追い込み。

現実はただの「未返信」。
でも脳内ではすでに「不採用ドラマ」が上映。

しかも厄介なのは、その脚本の主演が自分だということ。
脳内脚本家、仕事が早すぎます。


④ 就活生の脳は「まだ結果が出てないのに落選済みにする」

就活でよく起きるのがこれです。

本来は「保留」の状態なのに、脳内ではこうなります。

「終わった」
「ダメだった」
「もう無理かもしれない」

いや、まだ判定出てません。

なのに気持ちだけ先に“不採用確定”にされます。
脳内編集:勝手に最終回


⑤ 企業側と就活生で“温度差バグ”が起きている

ここに現実があります。

就活生の頭の中では
「人生を左右する重大イベント」

でも企業側はだいたいこうです。

・選考が詰まっている
・順番に処理している
・まだ確認が回っていない

こちらはドラマ、向こうは事務処理。

この温度差でメンタルが削れます。


⑥ 就活の本体は選考ではなく「待ち時間」

就活の大半はこれです。

・返信待ち
・結果待ち
・次の連絡待ち

つまり、選考そのものより
“待っている時間の方が長いゲーム”状態。

そして人間は、この「空白時間」がとても苦手。

だから空白を埋めたくなる。
しかも、だいたい不安要素を盛って。


⑦ 次回から始まるシリーズで扱うこと

このシリーズでは、就活のしんどさを気合いや精神論ではなく、構造で整理します。

① なぜ人は“何も起きてないのに落ちた気になるのか”
② なぜ1社だけが「人生」に見えてしまうのか
③ どうすれば脳内ドラマから抜けられるのか


就活がしんどい理由は、能力でも運でもありません。

「脳が勝手にドラマを作りすぎる仕様になっていること」です。

しかもその脚本、だいたい暗くて長い。
その気持ちのまま毎日過ごすのは嫌だよねぇ・・・。

 


 

 

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