職場の人間関係・メンタルケア・適材適所・離職対策
30年以上の多業種経験をもとに、個人と組織の「本来の力」を引き出します。

再就職の支援をしていると陥る沼。
それは不思議なほどにハマるもの。

今日はそんなお話を。


■1社に人生を賭けたがる思考の仕組み

まず結論から言うと、
就活生が特別そうしてるわけじゃない。
脳が勝手に“勝負演出”してくる。


① 脳は「選択肢」を減らしたがる(サボりたいだけ)

本来はこう:

  • A社もいい
  • B社もいい
  • C社もまああり

でも脳はこれを嫌がる。

なぜかというと、
比較は疲れるから。

だから勝手にこうやる:

「ここが本命でいいや」

はい、決定。終了。楽。

結果どうなるかというと、

👉 1社に“物語上の主人公感”が付く


② 日本の就活文化、「一本化バフ」がかかる

さらに厄介なのがこれ。

  • 第一志望はどこ?
  • 志望動機は?
  • 御社じゃなきゃダメな理由は?

この圧。

その結果どうなるか。

👉 「1社=運命の相手」みたいな演出が始まる

いや恋愛じゃないんだが。


③ 未来が不安だから「賭け」にしたくなる

人間は不確実なものに弱い。

だからこうなる:

  • 複数選考=分散投資(安全)
  • でも脳内ではなんか味気ない

そこで変換される:

「ここに全部かけてる自分、かっこいい」

いや投資じゃなくて就活なんよ。


④ 成功体験が“ドラマ化”される

例えば:

  • OB訪問で感じよかった
  • 社員が優しかった
  • 面接がうまくいった

これだけで脳が勝手に

👉 「ここ=運命の企業」

に格上げする。

評価というより、
編集能力が暴走してる状態。


⑤ 一番の原因:「比較したくない心」

本音はこれ。

  • 落ちたら嫌
  • 他の会社見てブレたくない
  • 自分の選択を正解にしたい

だから無意識にこうする:

ここが正解であってくれ

結果:

👉 1社に“人生の正解ラベル”を貼る


■何が問題かというと

この状態になるとどうなるか。

待ち時間:

  • ただの数日 → 人生の審判期間になる
  • 通知待ち → 神の裁き待ちになる
  • 1通のメール → 運命の判決文になる

いや重すぎる。


■脳内の現実

冷静に言うとね。

企業側からすると:

  • 「普通に選考処理してるだけ」
  • 「まだ順番回ってないだけ」
  • 「保留にしてるだけ」

こっちはドラマ見てるけど、
向こうはただの事務処理。


■まとめ

就活生の脳内:

「ここ落ちたら人生終了かもしれない」

現実:

「まだ書類フォルダの3番目くらい」

だから本質はこれ:

  • 1社に賭けたくなるのは“ロマンと脳の省エネ”
  • でも待ち時間が地獄になるのは“意味づけ過剰”

話をしても頭の整理は遅くなる。
産業カウンセリングで頭の整理にお越しくださいませ。


 

 

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