職場の人間関係・メンタルケア・適材適所・離職対策
30年以上の多業種経験をもとに、個人と組織の「本来の力」を引き出します。

「脳内・言い返し大会」
──産業カウンセリング現場で一番よく聞く夜の話

布団に入る。
電気を消す。
今日はもう何も考えずに寝る。

……はずだったのに。

今日は、そんな夜考えて眠れなくなる人のお話を。

昼間は出てこなかった完璧なセリフが、
なぜか今、フル装備で登場する。

いや、それは違いますよね
今思えば、あの言い方はない
ていうか、私、何も悪くなくない?

──始まりました。
相手不在の、脳内・言い返し大会。

これ、産業カウンセリングの現場では
驚くほど“あるある”な話です。


相手はいないのに、なぜか戦っている

もう終わった会話。
追加の連絡もない。
相手はたぶん、普通に生活している。

というほどに、あなたのことはスッカリ頭にない。

なのにこちらは、
布団の中で第二ラウンド、第三ラウンド。
どうやって言い返そうかと脳内で思い返しては戦闘中。

不毛な戦いを、なぜか全力で続けている。

ここで多くの人が言います。

あんな言い方、しなくていいよね??
なんだか許せないし、無性に腹が立つんです。
それって、私は気にしすぎですか??
根に持つ性格なんでしょうか??

──違います。


この現象、怒りじゃありません

産業カウンセリングの視点で見ると、
これは「怒りが強い人」に起きているわけではありません。

むしろ多いのは、

・その場で言葉を飲み込んだ人
・空気を優先した人
・あとから自分の気持ちに気づいた人

つまり、我慢しがちな人ほど起きやすい

脳はこう考えています。

さっきの場面、あれで本当に良かった?
自分をちゃんと守れてた?
認めてもらってるの?
わかって欲しい。。。

この“確認作業”が、
夜になって一気に始まるだけ。


脳は「未処理案件」を抱えたまま眠れない

脳にとって、
言えなかった言葉は未処理のまま。

いわば、

・提出し忘れた書類
・途中で止まった案件
・保留にしたクレーム対応

それを抱えたまま退社できない。

だから夜になると、
勝手に続きを始める。

完全に
脳内クレーム対応センター(深夜営業)

営業時間?
知りません。
こちらの都合は一切聞いてくれません。


とはいえ、あなたはさっぱり救われない

脳内で何度言い返しても、
相手には届かない。

スッキリもしない。
解決もしない。

減るのは、自分の睡眠と体力だけ。

産業カウンセリングでは、
この状態を放置すると、

・慢性的な疲労
・集中力の低下
・「自分ばっかり我慢してる感覚」

につながることを、何度も見てきました。


大事なのは「勝つこと」じゃない

ここで必要なのは、
正論でも、完璧な反論でもありません。

必要なのは、

「あの時、納得できなかった」
自分が自分に認めること

これだけで、
脳は一気に静かになります。

戦いを終わらせる合図は、
相手に出すものじゃない。
自分に出すもの。


それでも頭の中が止まらないなら

・同じ会話を何度も思い出す
・夜になると頭が騒がしくなる
・ひとりで整理しきれない感覚がある

そんなときは、
話しに来てくださいませ。

産業カウンセリングは、
「悩みを吐き出す場所」というより、

👉 脳内に溜まった未処理案件を
👉 一緒に仕分けして
👉 夜の残業を終わらせる場所

みたいなもの。

布団の中で続く再戦より、
昼間に一度、整理したほうが早く終わります。


夜の言い返し大会は、人間らしさの証拠

これは
性格の弱さでも、
執念深さでもありません。

ちゃんと考えて、
ちゃんと感じて、
ちゃんと自分を守ろうとした結果。

ただ、
脳が時間帯を間違えただけ

人間らしすぎて、
少し笑えて、
でも放っておくと地味にしんどいやつ。

だからこそ、
必要なら頼ってください。

「話しに来ていいですよ」は、
こういう夜を知っている人のための言葉です。

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