職場の人間関係・メンタルケア・適材適所・離職対策
30年以上の多業種経験をもとに、個人と組織の「本来の力」を引き出します。

年末あるある

大掃除してないのに、なぜかもう疲れている件

12月に入ると、増える心意気。
「よし。今年こそ大掃除しよう」

そんなお話を書いていきますね。

……ただし、実際にやっていることはこう。

・洗剤の口コミを読み漁る
・最強ブラシ比較動画を真顔で見る
・SNSで「これ神」と書かれた投稿を保存
・カゴに入れて「準備は万端」と満足

気づけば1時間。
部屋は1ミリも変わっていないのに、
なぜか 「やった感」だけはしっかり残っている。

これ、年末の不思議な風物詩です。

なぜか掃除より熱が入る

“準備フェーズだけ本気”という謎の現象

私はこの現象を、心の中でこう呼んでいます。

大掃除より、掃除グッズ選びが本番になるバグ。

なぜこんなことが起きるのかというと、理由は単純。

人は
「散らかった今の部屋」より
「これで全部キレイになった未来」
を想像している時間のほうが、圧倒的に気持ちいい。

つまり──
掃除はしていないのに、脳内ではすでに掃除完了。

未来だけ先に味わって、現実がまだ追いついていない状態です。


何も終わってないのに焦る

「やってないのに忙しい人」が爆誕する仕組み

この“希望前借り状態”に入ると、妙なことが起きます。

・何も終わっていないのに焦る
・やってない自分に、うっすら罪悪感
・「今年もダメだったな」という雑な自己評価

でも、冷静に
「実際にやること」を書き出してみると……

「あれ? 思ったより少ない?」

忙しいのは現実じゃなく、脳内だけだったりします。


年末のカウンセリングで毎年見かける

「忙しいです!」の正体を一緒に見てみると…

年末の産業カウンセリングでは、これが本当によく出ます。

「とにかく忙しくて……!」

そう言われて、一緒に紙に書き出してみると、

「……あれ? 意外と少ないですね」

この瞬間、
一番びっくりしているのはご本人。
そして、ちょっと笑う。

忙しさの正体が
**“思い込みスイッチの暴走”**だったと気づくからです。


正論は年末に効かない

「ちゃんとやろう」を言わない理由

ここでよくある、

「ちゃんとやりましょう」
「計画立てましょう」

これは言いません。
年末にそれ言われると、心がさらに散らかるので。


大掃除はしない。革命もしない。

やることは、ひとつだけ。

・全部やらない
・大掃除しない
・年末リセットも目指さない

掃除グッズを1個だけ使う。

「買ったスポンジで、ここだけ磨く」
それで終了。

拍子抜けするくらいでOKです。


人は完璧じゃなくていい

私たちは「0か100」じゃなく「0.3」で生きている

大掃除が進まなくても、問題ありません。

あなたは
何もしていないわけじゃない。
ただ、考えている時間が長かっただけ。

あとは、現実が
ちょっとずつ追いつけばいい。


まとめ

年末に起きるのは失敗じゃない。希望が先走っただけ。

年末に起きているのは、
怠けでも失敗でもなく──

希望が先に走りすぎる、人間の通常運転。

今日もまたひとつ、
年末恒例・脳内大スペクタクルの誤作動スイッチを解いています。

ご予約制で、産業カウンセリングや副業相談を承っています。
お問い合わせやご相談は、メールかお問合せフォームからワッショイ

 

 

#副業の不安 #働き方に迷ったら #職場のモヤモヤ #誰にも言えない気持ち #福岡市
#産業カウンセラー #オンライン #産業カウンセリング #福岡副業支援 #シェアオフィス福岡

 

© Chi-ho's studio
POWERED BY  COMLOG CLOUD
RSS2.0