街を歩いていると、ふと目に入る“落とし物”。
それはただのゴミじゃなくて、
時に「何があったの…?」と妄想をかき立てる、ちょっとした物語の断片。
振り返ると、あの辺りでは靴底がとにかく多かった。
中には、7センチ以上のハイヒールのカカトが落ちていることも。
「え、これでどうやって帰ったの…?」
「片足だけで?タクシー?裸足で?」
そんな妄想が止まらない。
靴底って、落ちるものなのか?剥がれるものなのか?
謎は深まるばかり。
そして今、赤坂や大名あたりでは、
落とし物の種類が変わってきている。
今日見かけたのは——バナナの皮🍌。
お店の壁側の端っこに、ひっそりと落ちていた。
「なんでここに…?」
「法務局前の交差点で、誰がバナナ食べたの…?」
しかも、滑りそうな場所じゃなくて、ちゃんと端っこ。
気遣いなのか、偶然なのか。
謎は深まるばかり(2回目)。
そして、おにぎりの袋
さらに、最近よく見かけるのが——おにぎりの外袋。
コンビニの定番商品だけに、落ちている頻度も高め。
でも、袋だけが落ちていると、
「食べた人はどこへ?」と、また妄想が始まる。
靴底、バナナの皮、おにぎりの袋。
それぞれが、街の空気や人の動きを、
ちょっとだけ教えてくれる。
「この街で、今日も誰かが何かを落としている」
「そして私は、それを拾わずに妄想する」
そんな日々も、悪くない。
次はどんな落とし物に出会えるだろう。
落とし物って意外と奥深いのです。
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