業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
今日、街角でふと目に留まった光景。
信号待ちの交差点に、ヤクルトの配達カートがぽつんと置かれていた。
しかも、商品はぎっしり…のはず。
ヤクルトが何十本も入ったまま、まるで誰かを待っているように。
信号の柱の陰に、そっと隠れるように佇むその姿。
気づけば、5分以上放置されたまま。
それでも、通り過ぎる人たちは誰も手を伸ばさない。
見て見ぬふりではなく、**「それは誰かのもの」**という前提が、街の空気に溶け込んでいる。
盗まれないことが“当たり前”になっているこの国。
それって、すごく不思議で、すごく尊い。
あのカートには、ヤクルトだけじゃなくて、
人と人との信頼や、見えないルールがぎゅっと詰まっていた気がする。
誰かが戻ってくることを、
誰もが自然に信じている街。
その空気の中で、カートは静かに待っていた。
こういう何気ない場面にこそ、
その土地の文化や、人の心が表れる。
ヤクルトのカートが教えてくれたのは、
「信頼は、目に見えないけれど、確かにそこにある」
ということ。
今日の小さな気づき、
なんだか心があたたかくなる瞬間でした。
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