お正月のいわれを思い出す

業務改善＆組織変革
チホズスタジオ（Chi-ho's studio）
産業カウンセラーの鎌田千穂です。

新年、なぜ新年と呼ばれるのでしょうか？

小学校1年生の頃、車椅子に乗る友達で知識豊富な爺ちゃんに、なぜ正月と呼ばれるのか尋ねたことがあります。

その時の回答は、

正月とは、「正しい月」と書かれ、止めるに分類され、その後に「一」が付け加えられるって知っていたか？
この「一」は「はじめ」と読まれ、自分の存在の始まりを示す。
自分の在り方を振り返り、なぜ何のために、誰のために新しい一年を始めるのかを考え、やり方を正しく整える時期が正月。
そのためには、心の中の煤を払い、気持ちを新たにして一年を迎える。

と教えてくれました。

大掃除もこの気持ちを表現する手段であり、心澄ませば感動も容易に訪れ、日常が新しい発見の連続となります。

子供の頃は冒険と探検の日々で、いつも次の日が楽しみで寝ることが勿体無かったものです。

しかし、歳を重ねるにつれて、現代社会が価値観を操り、成功者とそうでない人々を区別し、「損得」「勝ち負け」「貧富」などの比較が常識となります。

そして、「どうせ無理」「やっても無駄」と考え、生きることが退屈に感じられ、心が曇り始めるようになる。

仕事始めを迎え、本当の大掃除と本来の正月のあり方を皆が共有できたら素晴らしいだろうなと感じています。