私が代表理事をしているおーるはっぴー保育園では、5月の造形遊びの テーマ は「色を使う」です。
前日の夕方、子どもたちは保護者のお迎えを待つ間に新聞を床や壁に貼って次の日の準備を手伝ってくれたようです。
きっと、何をするのか良くわからないまま、お迎えを待つ夕方遊びの感覚だったかもしれません。
ですが、こういった前日準備は、子どもたちの生きる力の一つ、事前準備をすることの必要性を日常の中で身につける機会でもあります。
そして、準備をしながら実体験から学びを深める機会ともなります。
保育士が声をかけながら、一枚一枚隙間なく新聞を並べ、セロテープを貼る方法を教える。
見て、知って実際に始めてみると、自分よりも高い位置に新聞を貼るときは、どうやって貼るのか考える機会もあるでしょう。
習ったようにセロテープを新聞に貼れずに、貼り直しをすると新聞が破れてしまう経験もするでしょう。
失敗をした後の軌道修正の仕方を経験もするでしょう。
そんな風に一緒に準備をしつつ、習ったこと以外の事を実体験から沢山学んでいきます。
私もそうでしたが、大人は忙しさの中で、「人が育つことを待つ時間」を忘れがちになります。
太平洋戦争時には連合艦隊司令長官を務めた山本五十六の名言に、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」と言う言葉があり、いまでも多くのマネジメントや人材育成についてのビジネス書に見かけます。
やって見せて、言って聞かせることが不得手な方だからこそ、忘れないように自分に言い聞かせていた言葉の一つなんだろうなぁと私は思っていますが、どうでしょう?
実は、私も自作の日めくりカレンダーに書き記し、
何かのタイミングで思い出す機会をつくるくらい、
わかってはいるけれど、できていない自分がいないかを振り返る機会を必ず作っています。
このブログを読まれている方は、人間関係において
「人が育つことを待つ時間」をしっかりとれていますか?
そして、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」の順番は、相互関係の中でも、1人1人の成長スピードに合わせてタイミングを逃さないことも必要なんです。
大人同士の人間関係であれば、15,000人以上を育成をしてきた観点で、大切であるからこそ、谷から突き落とす経験の重要性や自分の中の何かを切捨てるタイミングの見極め方、相互尊重の接し方なども含めて、お伝えできるかと存じます。
*********************************************
おーるはっぴー保育園は、大橋駅から歩いて1分のところにあります。
一時保育や延長保育も承っております。
なお、当園は福岡市認可外保育施設利用料の一部について補助を行う
「待機児童支援事業補助金」の適応事業所です。
福岡県福岡市南区大橋1丁目1-17
サンシャインひがし602
TEL:092-210-7615
http://info-allhappy.com/
*********************************************